送り仮名の問題の解答
昨日の課題の送り仮名の解答です。
まずは以下の問題を解いてから見てください。
(1) ア 帯びる イ 帯る
(2) ア 志ざす イ 志す
(3) ア 断わる イ 断る
(4) ア 備なえる イ 備える
(5) ア 確かめる イ 確める
(6) ア 試みる イ 試る
(7) ア 短かい イ 短い
(8) ア 率いる イ 率きいる
(9) ア 敬う イ 敬まう
(10) ア 失なう イ 失う
(11) ア 朗らか イ 朗か
(12) ア 必らず イ 必ず
(1)ア (2)イ (3)イ (4)イ (5)ア (6)ア (7)イ (8)ア (9)ア (10)イ (11)ア (12)イ
解説です。
(1)〜(4)までは「活用のある語は活用語尾を送る」というルール(通則1)です。
たとえば「帯びる」ならば「帯びない」「帯びます」「帯びる」「帯びる時」「帯びれば」「帯びろ」「帯びよ」というように文の中で形が変わります。その変わる部分を活用語尾といいます。動詞・形容詞・形容動詞の活用はそれぞれ覚えておくべきです。
活用語尾の話は下のエントリで詳しく説明しています。見ておいてください。
(5)は通則1に従えば「め」「め」「める」「める」「めれ」「めろ」と活用するので「確める」となりそうですが、これは「確かだ」という形容動詞を含んでいます。で、「確かだ」というのも活用語尾だけ見れば「だろ」「で」「だっ」「で」「に」「だ」「な」「なら」となりますので「確だ」と送りたくなりますが、活用語尾に「か」「やか」「らか」を含むものは「か」「やか」「らか」から送るというルールに従い、「確かだ」となります。
(6)〜(10)は通則1通りです。活用させてみてください。理解できると思います。
(11)は形容動詞「朗らか」で、「か」「やか」「らか」を含んでいます。したがってこれは「朗らか」となります。
(12)は「副詞・連体詞・接続詞は最後の音節を送る」という「通則5」の通りです。
(11)(12)については以下のエントリで説明しています。