「学び」は楽しいものでなければなりません。楽しくなければ誰が一生学ぼうと思うでしょうか。

学びは一生続けていかなければならないものです。学びを止めてしまうと、その人の精神的成長はストップしてしまいます。

しかし現在の教育はどうしても「辛いもの」「厳しいもの」として考えられがちです。これは日本人のメンタリティの中に「苦しいことを耐え抜いてこそ人間は成長する」「厳しくすることで社会に出た時に役にたつ」という考えがしっかりと埋め込まれているからでしょう。

そのような考えの延長線上に「ブラック校則」があります。あのような理不尽な校則を押し付けた結果、育てられる人材は「上の指示に無条件に従うロボットのような人間」でしかありません。

このような人材は確かに一時は有用でした。しかしそのような人材が役立つような仕事は今は機械化されつつあります。そのような人材は時代遅れとなりつつあるのです。

現在必要とされる人材は、知的好奇心を持ち、いろいろなことを調べ、分析し、考察して、それを表現できる人材です。「厳しさ」によって飼いならされた人材には知的好奇心も、分析や考察に必要なクリティカルな思考も育ちません。

私は長い塾講師・大学講師生活の中で、学ぶことの楽しさを伝えようとしてきました。

2021年に独立して新たにこの教室を立ち上げますが、学ぶ楽しさということを第一に考えていきたいと思います。