今からでも間に合う!地理の見直しポイント

社会はかなり早く勉強の効果が出る科目と言われています。それはなぜかと言えば知識を身につけることが重要で、考えることも必要ですが、習熟する必要はそれほどない、というところです。もちろん裏までしっかりと勉強すれば覚えやすく忘れにくいのですが、時間がない場合、あるいは点数がとりあえず取れればいい、という場合は無理矢理にでも知識を押し込めばなんとかなります。

 

ただ闇雲に手当たり次第に知識を覚えようとしても無駄撃ちになるおそれもあります。知識をしっかりと整理した上で覚える必要があります。特に地理は整理している場合と整理していない場合では効果がものすごく違います。整理していればかなり少ない知識量でもものすごい効果を発揮します。逆に整理せずに手当たり次第の覚えると情報量が多すぎて覚えられない上に、覚えたものも出題されないどうでもいい知識だったりします。

 

以下、述べることは、社会がそこそこ自信のある人は当然のように身につけている、というよりもそこを意識せずとも理解していたりするのですが、知識をやみくもに入れている場合、整理されていないために覚えられない、ということもあります。

 

暗記の基本は、大事なものは確実に覚える。大事でないものは忘れる。以上です。

 

地理でこれだけは覚えているだろうな、というものを少しだけあげておきます。

 

1 農業

最低限、高原野菜のレタスとキャベツの違いを覚えておきましょう。次に北海道関係を覚えましょう。じゃがいも、にんじん、玉ねぎなどです。肉牛や乳牛も現状を押さえておきましょう。近郊農業ではキャベツが出てきます。一位・二位はどこでしょう。らっかせい・かんぴょう・こんにゃくいもの一位を覚えておくと消去法で他の県がわかったりします。神戸女学院に限らず難関校の問題は基本的な知識を応用して解かせる問題が多いので、そこを意識しましょう。

 

2 輸入先

とりあえずオーストラリア関係を整理しましょう。鉄鉱石・石炭・牛肉・銅などが挙がっています。銅は一位ではありませんので、そこでわかります。銅は一位がチリです。

 

3 工業

四大工業地域のグラフを見分けられますか?金属と機械の割合で、機械が圧倒しているのが中京と京浜です。金属もそこそこあるのが阪神と北九州です。せんいは中京と阪神が頑張っています。北九州と京浜はせんいが少ないです。もうわかりましたね。大人の事情(要は著作権)でグラフをお見せすることはできないので教科書で見ておいてください。あとは京葉と瀬戸内が化学の多さで見分けがつきます。これも覚えてください。あとは消去法でなんとかなります。

工業でもう一つ大事なのが、工場の位置です。石油化学コンビナートと製鉄所は似てますが、北海道室蘭市でわかります。室蘭市がある方が製鉄所です。あとは自動車工場が内陸部、愛知県や北関東に多く分布しています。一方IC工場は九州と東北です。

 

これだけの知識をとりあえず頭に入れておけば、あとはなんとかなります。消去法である程度まではしぼりこめます。これ以上細かいことに振り回されるのは時間の無駄、気持ちの無駄です。

 

「ここに書いてあることなど、全部完璧にマスターしている」というのであればいうことはありません。自信を持って受験してください。あなたに解けない問題は他の人にも解けません。

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