雨温図の見分け方

雨温図の見分け方の問題です。

これに関連する知識として海流と主な山脈についても押さえておく必要があります。

一応どこかで図でも拾ってきていただければありがたいです。

社会科の学校の教科書や塾のテキストを探せば絶対に出てきます。

 

で、時間があれば下記のサイトを読めばかなり詳しく書いてありますので、一読をお勧めします。

https://yuzupa.com/uonzu/

 

「もっと単純に!」という方のためにここで単純に説明します。

なお文中の雨温図は全て以下のサイトよりダウンロードしました。このような優れた図をフリー素材としてくださっていることに感謝いたします。

日本各地の雨温図

 

1 沖縄と北海道

沖縄と北海道の雨温図はすぐにわかります。見るべきポイントは「冬の気温」です。

雨温図では気温は折れ線グラフで表します。ちなみに降水量は棒グラフです。

 

冬にめちゃくちゃ寒ければ北海道、暖かければ沖縄です。

北海道の雨温図です。冬が寒いので一発です。あと6月に降水量が少ないことに着目しておくと完璧です。

 

 

沖縄の雨温図です。ここまで冬が暖かいとすぐに分かりますね。

 

2 基本形の太平洋側と日本海側

沖縄と北海道を除くとあとはよく似てきます。その中でも違いがわかりやすい二つを取り上げます。

太平洋側と日本海側です。

ざっくり言えば太平洋側の気候は夏に降水量が多くなり、日本海側の気候は冬に降水量が多くなります。

理由については理科でも学びますが、海流と山脈と季節風の関係で決まります。

ということでここでは見るべきポイントは降水量になります。

 

まずは日本海側の雨温図です。

降水量の棒グラフを見れば一目瞭然、冬に降水量が増しています。

 

太平洋側を見てみます。

こちらは夏に多いですね。

 

ここは一番極端な新潟市と高知市を選びましたが、とりあえず基本の「いつ降水量が多くなるか」をみておいてください。

 

3 ややこしい中央高地の気候と瀬戸内の気候

この二つは割と似ています。とりあえず雨が少ないのは共通していますので、気温に着目してください。ポイントはここでも冬です。気温は冬以外気にしないのがポイントです。

 

まずは瀬戸内の気候から行きます。

 

 

降水量が少ないのは北海道とも似通っていますが、とりあえず気温が違いすぎるのでわかると思います。あとは6月に一番多くなっていますね。やはり北海道と違って梅雨があることがわかります。

冬の気温ですが、折れ線グラフを見てみますと冬でも氷点下にはいきません。ここで「瀬戸内だ」とわかります。

 

次に中央高地の気候です。内陸性気候とも言います。

1月の気温が氷点下になっていることをみてください。ここで見分けがつきます。

 

以上です。

まとめます。

北海道と沖縄は気温を見ればすぐにわかるので、まずそこを分ける。

太平洋側と日本海側の気候は降水量を見る。夏と冬のどちらが降水量が多いか見分ける。

降水量が少ないのは中央高地と瀬戸内。1月の気温が氷点下かどうか。

 

次回は日本の人口をまとめておきます。

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