著書はこうやって出版する!

これは自慢ですが、一応著書が6冊ありました。

 

「ありました」って無責任な言い方ですが、自分でもよくわかってなかったりします。で、このサイトを立ち上げてから自分のハードディスクとメールボックスを見てみたら、なんと受験参考書も執筆しているではありませんか。

 

そういえば友人、というか先輩というか後輩というか同僚というか、そういう人から仕事が回ってきたなぁと思い出していました。いや、覚えてはいたんですよ。いつも塾でネタにしてますからね。この仕事の話し合いのために家に行ったらタバコが一杯だった、とかそういう類です。「禁煙してるんと違いますの?」と突っ込んでしまいました。

 

これで私がどうやって本を書く仕事を手に入れたかわかりましたね。紹介です。友人も後輩からの紹介です。ちなみにその後輩氏は参考書会社に勤めています。

 

つまりこういうことです。某参考書の改訂が決定し、出版社の社員が昔世話になった先輩のところに話を持って行ったんでしょう。その先輩は面倒見のいい人で「よっしゃ、わしに任せろ」(某塾の生徒はここで五年生の国語の授業を思い出すこと)と引き受けて、いろいろあって五年の社会の担当者とか六年の社会・国語・雑談担当とかいろいろな人に声をかけて完成させたわけです。だからあの参考書、〇〇塾の名前を出してもいいと思います。出ていませんが。

 

他の本も全て紹介です。だから私の場合、実は自慢にも何にもならんのです。「どうやったら本を出せるのか」「紹介です」では格好がつきません。

 

でも言い訳をすると、一応「こいつならば信用して任せられるだけの力量と責任感がある」と見込まれているからオファーが来るわけです。

 

では本題です。本を出版する仕方を述べていきます。

 

目次

  1.  出版の形態にはどんなものがあるのかな?
  2.  出版するためにはどうするのかな?
  3.  ぶっちゃけどれくらいお金もらえるの?
  4.  出版するメリットは?

 

1 出版の形態にはどんなものがあるのかな?

結論からいいます。

自費出版と商業出版です。

自費出版というのが、どうもいくつかの段階がありますが、要するに著者がお金を出しているか、いないかです。

 

一番単純な自費出版は書店の流通経路に乗りません。書店の流通に乗せるにはISBN(国際標準図書番号)が必要です。本の裏側のバーコードの近くにISBNで始まる番号があります。それの有無でわかることが多いですが、古い本にはそもそもISBNがない、ということと、自費出版でも商業ルートに乗せる場合もあることから、必ずしも分かる訳ではありません。

ちなみに学術書というものがありまして、『何とかかんとかに関する研究』というようなごつい本があります。これはISBNが付いていて、書店でも並んでいますが、学術書は売れません。どうしているか、といえば、著者が金を出しています。数百万出しています。でもそんな金、どこから出してるんだ、とお思いの方も多いでしょう。世の中には出版助成金というのがありまして、そこで審査を通れば出版助成のお金が出ます。それを出版社に払って出してもらうのです。

 

商業出版は著者は金を出す必要はありません。逆に印税というお金をもらいます。出版に関わるリスクは全て出版社が背負います。それだけに売れる本でなければ出してくれません。一般に「本を出す」というのは、この商業出版のことを指します。

 

2 出版するためにはどうするのかな?

これにはいくつかの方法があります。

私の場合は前に述べたように全て紹介です。こちらから動いたのではなく、向こうからオファーがありました。これでは何も有益な情報を出せません。

 

ちなみにブログを書いていて、それが編集者の目に留まり、著者デビューという事例もありますが、あまり期待しないほうがいいです。

 

紹介に期待ができないとなるとどうするのか、です。これはまず持ち込みという力技があります。出版社に企画書を持ち込むのです。企画書を書いて、編集者にアポイントを取って、読んでもらうのです。ただポイントを押さえないと読んでもらえないようです。

 

そこで出版セミナーです。そこで企画書の書き方や売り込みの仕方を学んで、自分で売り込みをかけます。場合によってはセミナーの主催者が編集者にコネを持っていて、紹介してくれることもあります。

 

ここだけの話ですが、私も出たことがあります。五千円のコースですが、これはあくまでも高額教材を購入するための売り込みです。その値段が60万円!私が今までかせいだ印税を全て出しても足りません。

 

結局こういうセミナーはビジネス書・実用書を出すためのもので、私のような歴史物はどうも関係がないようでした。私もこのオンライン教室でぼろ儲けしたら、その時ビジネス書『オンライン塾で儲ける!』と『こうすれば社会の点数が上がる!』の出版を考えます。ヾ(–;)ぉぃぉぃ

 

もっとお金持ちになった場合、こういう手があります。出版コーディネータに頼むのです。一番早く確実です。売れそうなネタ、例えば『これだけやれば大丈夫!中学社会の知識』とかそういう本の原稿を出して、それをコーディネータに頼めば、出版社に話を通してくれます。こうすれば確実に最短距離で著書をだせます。

 

この場合自分で書いていないこともあります。話をしてそれをライターが文章にするのです。これは後ろ暗いことでもなんでもありません。著者の仕事は面白いコンテンツを提供することであって、文章を全部自分で書くことではありません。

 

3 ぶっちゃけどれくらいお金をもらえるの?

ピンキリです。

一応1万部出ればベストセラーと言われます。

 

えっ!?一万部!?と思いますが、一万部というのはなかなか大変な数字です。

 

今は出版の形態は数打ちゃ当たる、という形です。少部数でとにかく出します。売れればよし、売れなくても傷は浅い、という形です。

 

1500円の本が1万部出ました。どれくらいの収入を著者にもたらすか、といえば、印税は10%がいいほうです。8%とか、5%とか、もっと少なくなると初版は印税なしで、増刷が出て初めて支払われる、というケースもあるようです。ということは、1500万円の売り上げの10%ですから150万円です。

 

これはベストセラーで、です。初めて著作を出す私みたいな人間だと2000部がいいところです。これで1500円の本だと30万円となりますね。

 

塾の教え子が「印税生活ですね」と言ってくれましたが、残念ながら印税生活はできません。

 

4 出版するメリットは?

「お金が儲からないなら、なんで本を出すの?」というごもっともな質問が出ることでしょう。

 

例えば塾の一番トップに「著書」とか言って著作が並んでいたら、どう思いますか?

 

「何かこの人、わからんけどすごそう」と思いますよね。

 

私が本を出していたら「このおっさん、タイガースネタとか鉄道ネタとか変なことをいうだけではないんだ」と思いますよね。

 

こういうのをブランディングといいます。

 

本を出していると「この人、何かすごそう」と思ってもらえ、それが同業者との差別化につながるわけです。ブランドになる訳ですね。これを専門用語ではUSP(Unique Selling Proposition)と言います。和訳すると「独自の売りの提案」ということになります。

 

だから金を払っても、収支がマイナスになっても本を出す意味というのはあるのです。

 

従って結論を言いますと、これを売りにできるから、ということになります。逆にいえば、出版経験を売りにできなければ、本を出すメリットは意外と小さい、と言えるでしょう。だからよく言われるのが、「出版はゴールではない、スタートだ」ということです。

 

 

 

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