『少年ジャンプ』新連載「逃げ上手の若君」に注目!

『少年ジャンプ』を知らない人はいないでしょう。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』や最近では『鬼滅の刃』が連載されていたことで知られています。

ちなみに私は買ったことはありません。

しかし、今回ついに人生初『ジャンプ』購入です。ついでにアンケートも人生で初めて出します。

 

で、今年から連載が開始されたのが「逃げ上手の若君」。

少年ジャンプ「逃げ上手の若君」集英社

下のリンクはYouTubeです。音声に注意してください。

WJ新連載『逃げ上手の若君』(音声注意)

これが今歴史愛好家や歴史学研究者から注目されています。

 

というのも主人公が「北条時行」!

誰やねん、というツッコミが入りそうですが、一応後花園天皇に比べると有名人で、高校の日本史の教科書では出てきます。

 

主人公の北条時行は14代執権北条高時の次男です。母については「二位の局」という名前が伝わっていますが、詳細は不明です。高時の正妻は、北条得宗家(北条本家のこと)の外戚(母の出身の家)である安達氏でしたが、彼女との間に子どもは生まれなかったようで、御内人(家来)の五大院宗繁の妹(娘とも)との間にできた邦時を後継者としていました。

ただこの決定は安達氏と御内人の間の対立となり、高時の弟の泰家が出家したり、高時の後を継いで15代執権となった金沢貞顕(かねさわさだあき)がわずか在任十日で出家に追い込まれたり、という事件が起こり、鎌倉幕府の威信がゆらぎました。

鎌倉幕府滅亡時、邦時は伯父(祖父)の五大院宗繁に裏切られ、新田義貞によって処刑されますが、時行は泰家の指示で諏訪頼重に守られ、逃げて無事でした。

 

信州の諏訪に逃げ込んだ時行は2年後、鎌倉幕府の家臣であった諏訪頼重とともに鎌倉を攻撃し、建武の新政の鎌倉将軍府を攻撃し、将軍府を支えていた足利直義(あしかがただよし)を破って、鎌倉を支配します。これを中先代の乱といいます。

 

しかし足利直義の兄の足利尊氏があっという間に鎌倉を取り戻し、頼重は自害、時行はまたもや逃げます。

足利尊氏については下記記事を参照。

裏切り者人生 足利尊氏

 

その後、尊氏と後醍醐天皇は対立しますが、時行は後醍醐天皇方として活躍することになります。

 

まず奥州から京都に攻めのぼる北畠顕家(きたばたけあきいえ)軍に合流して後醍醐天皇に味方をしますが、顕家軍は敗北し、時行はまたもや逃げます。

 

その後時行はあちらこちらの戦乱で姿を見せますが、敗北した時に必ずうまく逃げのびています。どこまでも逃げて逃げてあくまでも仇の足利尊氏と倒さなければならない、と思いつめていたのでしょう。

 

しかし1353年、時行は尊氏によって捕まり、処刑された、と伝わります。大活躍していますが、実は死去時にはまだ30歳になっていませんでした。

 

短くもドラマチックな生涯の時行ですが、ジャンプではどのような話になるのか、楽しみです。

 

 

 

フォローする